野鳥イラスト-コノハズク-
梅雨明け直前のこの時期、無性にブナの森が恋しくなります。
数年前の夏、とあるブナの森で過ごした夢のような濃密な時間を想い出します。
「ブッ ポー ソー」と啼くコノハズクの声を聞くため、ブナの森に通って3年目。思いがけなくそのファミリーと出会うことが出来たのでした。
以前のブログ記事にもこの時の出来事は書いたことがありますが、まだ記憶が鮮やかなうちにイラストにして残しておこうとその時の画像を引っ張り出してきました。
コノハズクのペアです。
どちらが父親と母親かよく判らなかったのですが、観察した限りでは
上の写真の赤色型の方が♂で下の普通型のほうが♀のように思いました。
僕がイラストにするとこんな感じに。
そして、大人の握りこぶし大の毛糸玉のようなヒナたち。
写真ではその可愛さがなかなか表現できませんがイラストにすると・・・、思いきりデフォルメしてこんな感じ。
ブナの森は、コノハズクやアカショウビン同様、僕にも無くてはならない大好きな自然環境なのですが、日本の、特に中国・四国地方のブナの原生林はかなり危機的な状況で、ブナの森でしか繁殖することが出来ないコノハズクたちの将来を想うと心配になります。
ブナの森に依存する動植物のためのみならず、ここ数年来の大規模な豪雨災害が多発する現実をみるにつけ、様々な役割を果たす森の大切さを痛感いたします。
豊かで健全なブナの森が子々孫々まで保たれるために、今の僕が出来る事は何なのか。