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2014年6月19日 (木)

先輩Fさんの残してくれたもの

Ef200f18wa

かねて欲しいと思っていたレンズが、とある巡り合わせで僕のところにやって来ました。

焦点距離は200mmで解放絞りがF1.8という大口径望遠レンズです。上の写真のとおり、EOS-1DXに装着したところバランス的には悪くないのですが、横に並べたサンニッパ(300mmF2.8) がスマートに見えるほど200mmF1.8は太マッチョ。

このレンズ、今までも時々レンタルで使ってはいましたが、個人で所有するには価格と使用頻度を考え合わせると、素晴らしいレンズですが購入するまでには至らなかったのです。

既に製造中止のモデルで、メーカーからの部品の供給も見込めないので、オートフォーカスや絞りの部分の不具合が出るとただの金属塊となってしまうかもしれない代物です。

メーカー以外でサポート対応してくれるところもあるようなのですが、普及タイプの200ミリレンズ新品が軽く買える程の修理費用がかかるようです。

かといって「超弩級の性能」と評判の高い現行モデルのレンズはF2.0となりIS機能(手振れ補正)が付いて、当然カタログ価格も超弩級。ヘタしたら軽自動車が買えるような出費になります。

僕の手元にやって来たレンズそのものは、僕をカメラマンへと導くきっかけを作ってくれた今は亡きFカメラマンが、十数年前にモデル撮影用に導入したものなのです。

実際、彼がモデル撮影に使用したのは1、2回で事故で他界し、その後に機材一式を引き継いだUカメラマンも数回、僕も2~3回借りた程度で、その間ずっとレンズケースで眠っていたようです。

機能的に全然問題がなく、レンズの内外も傷や曇りは見当たらず殆ど新品に近い状態です。今回も、某施設の開園記念イベントで一日あたり40頭以上の走るワンちゃん撮影をこなすには必要でしたので、Uさんからレンタルしたのです。

そして2日間フルに使用して返却する段になって、また長期間仕舞ってしまうのも可哀想な気がして、Fさんの形見として引き取ることになったという訳です。

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Wainwa
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このレンズが仕事で威力を発揮するのは、まず狭いエリアや室内など光量が乏しいインドアでのペット撮影会。そして体育館などでの動きの速いバレーやバスケットなどの室内スポーツ撮影。

上の写真のように、比較的狭いエリアで飛行犬撮影をする場合は、ほぼこのレンズしか選択肢はないと思われるほど威力を発揮します。背景まであまり距離がない場合でもきれいなボケで気になりませんね。

そして、300mmミリでは遠く80mmでは近すぎる、恥ずかしがり屋のモデルさんたち(子供やわんちゃん)のポートレート撮影。程よい距離が保てる200mmの非常に明るいレンズは僕にとって力強い相棒となりそうです。

さらに、下のような黒い蝶と白い花の撮影にも望遠大口径レンズの思わぬ恩恵があります。

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Co5q2022wa
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Co5q2022wb
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このような露出が両極端な被写体を狙うときは、晴れた日の強い光線ではコントラストがきつく白とびや黒つぶれ気味になる状況ですが、曇りの日を選んでやれば程よい露出で両方の雰囲気を損なわずに(超明るいレンズのため)早めのシャーッターが切れて瞬間を止めることが出来ます。

更に、バックのうるさい緑の背景や手前の花も美しい前ぼけで主題の黒い蝶と白い花が浮き上がって花に泊まる直前の一瞬の風景を捉えることが出来ます。

F先輩から「なおいっそう自分磨きに励みなさい」と、手渡されたつもりで、このレンズならではの表現の新境地にも挑戦したいと思っています。

※先輩Fさんについての過去の関連記事はこちら

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