モーション・ストップ
ドッグトレーニングの会に呼ばれて撮影に行って来ました。
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フリスビーが大好きなワンちゃんが多く、愛犬が元気にディスクを追うところ、出来れば華麗にキャッチを決めたところを撮影してほしいという要望なのですが・・・。
ディスクキャッチの写真は意外と難しく、フリスビーを投げる飼い主さんとワンちゃんとの息が合って、尚かつカメラマンの位置取りとタイミングが的確でないといい感じの写真になりません。
ノーリードで一定の距離を走るのですから、適当な場所を確保するのもなかなか大変です。だから平日の空いたドッグランやエリアを貸り切って撮影することになります。
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よく訓練されたワンちゃんなら何度でも飽きる事無くチャレンジしてくれるのですが、そうでないワンちゃんは4、5回も走ったらディスクを飼い主に渡すのを嫌がるようになります。
まるで投げ手とカメラマンのヘボさ加減に嫌気がさしたと言わんばかりの行動で、結局は「まぁ、こんなところですかねぇ」とか言って終了する羽目に。
後ろ向きのディスクキャチや地面に落ちたディスクを拾っているような残念なカットでお茶を濁す事になりかねません。
だから、請われたからといって、ほいほいとそんな撮影会に出向くような無謀なカメラマンはそれほど多く有りません。でも、この日はなかなか上手な飼い主さんばかりで助かりました。
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投げてもらうディスクの方向とキャッチの地点、構えるレンズの角度を確認してイメージを描きます。
それでも予測通りに行かない事の方が多いので、がっかりして自信を失わず、意外性のあるカットが撮れるかもしれないと最後までしっかり追います。
ワンちゃんが集中を切らさないうちに良いカットをものにするのが肝心ですので、ディスクの絵柄とワンちゃんの得意そうな表情が撮れれば上出来とします。
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トップの写真はフリスビーで遊ぶのが大好きというチワワちゃん。
体が小さいのでちょっとジャンプしてもかなりの高さを感じさせます。
何度も飽きずに飼い主さんの脚下にディスクを持って帰って、真剣な表情でスタートを待つ姿は何とも可愛いものです。
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近年「モーション・ストップ」というテーマを掲げて写真を撮っています。連続する動作の中にキラリと輝く結晶のような一瞬を写し止めて、作品にまで高めることが出来ればと思っています。
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