アマチャンビタキ
この時期に必ず鳥見に出かける場所が2カ所あります。
ひとつは、遅めのタカの渡りを期待して行く徳島の鳴門山。そしてもうひとつは神戸の菊水山で、場所的にも時期的にもピンポイントでしかコンタクトが困難な「ムギマキ」という渡り鳥との出会いを目当てに。
一週間ほど前に下見をした時にはそこそこヒタキ類が出ていたので、今回は心構えと機材を整えて山に登ってみれば・・・、まぁ良くあることですが、ムギマキどころかキビタキのメスもメジロさえも姿をなかなか見せません。
その上、天気も予報に反してすこぶる悪くて林の中のはなおさら暗い。通常の鳥撮影だったらさっさと下山して帰るところですが・・・。
期待する鳥は出なくても、ここ菊水山は必ず常連のバーダーさん達が三々五々登って来こられ見慣れた顔が揃うので、そんな鳥見が空振りの日でもほんと心慰められるのです。
鳥の出が渋い中でもサービスしてくれたのは、NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」で国民的アイドルとなった能年玲奈のようなおめめキラキラのエゾビタキ。
このキュートなコ、サメビタキの幼鳥のようにも見えて識別が苦手な僕には判断に迷うところで、勝手に今年度限定の新種「アマチャンビタキ」と命名して遊んでもらうことに。
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暗い林の中の空抜け背景にぽつんと遠い小鳥などは、2〜3年前なら絶対にシャッターボタンに指を掛けることもないようなシチュエーションです。
しかし、最新鋭の一眼レフカメラなら感度を上げて露出補正し、取り敢えず数カット押さえておこうという気になります。
フイルム世代の僕らとしては、気も遠くなるようなISO感度3200で1段3分の2のプラス補正。でも、それなりの諧調も描写力もちゃんとある。
撮影条件が最悪で、お目当ての鳥がなかなか出てくれない中でも、なんとか楽しめました。
アマチャンビタキと菊水山ムギマキ観察会の皆さんに感謝。
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