真冬の散歩道
仕事で、神戸市のしあわせの村の冬の風景を撮影してきました。
サイモン&ガーファンクルの、あの歯切れの良いサウンド「冬の散歩道」が何処からか聞こえてきそうな冬の公園でした。
そういえば、撮った写真もなんとなく冬のセントラルパークのようでしょう(・・・って、まだ一度も行ったことはないですが。)
かなり広い総合福祉施設ゾーンの周回道路を二つに割るようにど真ん中を通る太いメインの石畳の一本道があります。
先日行われたマラソン大会での賑わいはもう夢のように今は静かです。平日の、まして冬の寒い日なので人影もまばら。
愛犬と散歩する人、いたわり合いながらゆっくりと散策する老夫婦、ジョギングで駆け抜ける若者、そして施設内を寡黙に清掃する人。
そのメインの散歩道の両サイドには何体かのオブジェがあります。それに寒かろうと誰かがマフラーやニット帽を掛けるやさしい心遣い。
冬の並木道にありがちな演出ですが、思わず心が和んでしまいますね。傘地蔵の話を連想してしまいました。


施設内の建物などを撮っていると、小さな子供たちが3〜4人やって来て、明るさ満開の笑顔で走り回ってくれ、比較的花の乏しい公園でデイジーやパンジーがぱっと花咲いたようで温かい気持ちになります。
子供たちが元気よく走り回って歓声を上げたりすると、外気温が3〜4度は瞬間的に上昇する感じです。
やっぱり、子供たちの笑顔は最強ですよね。
僕の得意技は、カメラを提げてうろついたり子供たちに声をかけてもあまり変なおじさんに見られないこと。
まあ、悪人にこんな無防備で脳天気なヤツはいないだろう、ということなのかもしれませんが、プライベートでも取材でもほとんど不審者を見るように嫌な顔をされた記憶がありません。
ある意味、取材系のカメラマンとしては最も心強いアイテムといえるかもしれません。
知らずしらずの間に、野鳥や犬、猫に警戒心を忘れさせるような何かが、身についたのかもしれませんね。
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