カルガモ農法?
我が家の米づくりは、残念ながら無農薬の自然農法ではありません。
無謀にも何度かチャレンジしましたが、雑草と虫たちの圧倒的な生命力にあっさり屈服しました。
様々な稲作の自然農法があるようですが、淡路島のような温暖な土地のそれは口で言う程、容易いものではありませんが、淡路島にも自然農法の一つ「アイガモ農法」に取り組む農家があるようです。
水田でアイガモ(アヒルとカモの交雑種)を放し飼いにして、田の雑草や害虫駆除をしてもらい、その排泄物を有機肥料として還元。最終的にはすくすく育ったアイガモの肉を食用に有効利用するいいことずくめの稲作農法なのだそうです。
理想とする減農薬・有機栽培の一つの形ではありますが、その自然農法のサイクルの結末を聞いただけで、主役のアイガモが不憫に思えて我が家では、とてもというか絶対、無理。
最近、我が家の水田にペアでガァガァとやってくるのはアイガモではなく、カルガモ。(淡路島に限らず、本州全域でこの時期に見る野生鴨のほとんどはこのカルガモです。)
田植え後、早くもひと月になる苗はぐんぐん大きくなって来たので、カルガモの姿がわかり難くなっていますが、写真の構図的にはこのカルガモの後ろにヒナ達の隊列が続いていたらgood!だったのでしょうが・・・。
数年前、カルガモの親子が居るという農業用の池に出かけてみると、近所の気のやさしい農家のじいさんが田の畦にうずくまって頭を抱えていました。
どうしたのかと訪ねてみると、
「田の畦の草刈りをしとったんやが、なにかゴソゴソ動くもんがあったんで、モグラじゃと思うて草刈機で刈り飛ばしたんやけど、それがなんとカモの子で、えらい可哀想なことしてしもうたぁ〜!」
気のやさしい農家のじいさん、確か別の日には、草むらの抱卵中のキジを、これまた草刈り機でバッサリと袈裟懸けに殺ってしまったことを聞いたような・・・。
残酷なようだけれども、草刈りの時にこのようなことは良くあることで、僕などもカエルやヘビは日常茶飯事のこと、この際思い切って告白すれば・・・・・・・・・、生まれたての野うさぎの子供をそれとは知らず草刈り機の刃で殺めたこともあります。(想い出すたびに激しく心が痛む、南無・・・、ア〜メン!)
で,そのカルガモくん達、減農薬とはいえ除草剤の入った我が田んぼに入っての食事は身体に害がない筈がないので、逆に追い出すことにしました。
最近の除草剤の残留期間は短い筈なので、もう少し辛抱してもらい梅雨明け頃には戻っておいで!
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