2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト
無料ブログはココログ

« 心地よく,丸め込まれる。 | トップページ | 二十ン年目の憂鬱 »

2011年4月 1日 (金)

震災チャリティ・マッチ観戦記

Fukkoua

3月29日、大阪の長居スタジアムで行われたサッカーの震災チャリティマッチを観戦してきました。

静岡スタジアムまで行って観戦する予定だった日本代表チームとモンテネグロの国際親善試合。
その直前に起きた東日本大震災で中止になり残念に思っていたところ、急遽復興支援のチャリティ・マッチとして大阪の長居スタジアムで行われるということで、チケットを予約して観戦ということに。

当日は仕事をサッと早めに切り上げ、女房と息子と娘の家族4人、車で大阪の長居公園に午後一時に到着。いくら何でも午後7時過ぎのキックオフには早すぎるのではと思いましたが、地下駐車場を上がってみるとすでにご覧の有様。延々と入場待ちの長蛇の列。

Gyouretu

係員に聞けば、多分午後3時過ぎにアナウンスがあると思いますので取り敢えず列の最後尾に並んでくださいとのこと。我々のチケットはカテゴリー1で、その列の最後尾にたどり着くだけでも結構な距離を歩くことになります。約2時間は座り込んで待つことに、やれやれ。

列の前後をみると、皆さん慣れたもので長時間待つ覚悟と準備は出来ている風でした。滅多に見られない特別なゲームなので、少しでも良い席で観戦したいという意気込みがひしひしと伝わってきます。

午後3時過ぎに列が動き出してスタジアムに順次入ってゆき誤字前には我々も席に着くことが出来ました。思ったよりも良い席が確保出来ましたが、電光掲示の時計で5時をさす頃には既にスタジアムのスタンドは6〜7割方埋まっているような状態でした。最終的にはこの日の観衆は4万人を超えたそうです。

Sutand

待つこと約5時間、ようやく選手達が登場。日本代表チームとJリーグ選抜チームの滅多に観られない景色が眼下に。ちょっと観ただけでもJリーグのオールスター出場選手を遥かにしのぐ豪華な顔ぶれをご覧ください。

Jrjpg

Nipon

ゲームは予定通り19時20分にキックオフ。

それ程サッカーに詳くない僕にも、出場選手が明快な際立つ個性のタレントぞろいで、観戦していて大変面白い。親善試合やチャリティ・マッチというと、お上品で迫力に欠けるゲームというのが通り相場なのですが、この対戦は素人目にも良くしまった面白いゲームだと感じられました。

先制ゴールは、ペナルティーキックで遠藤が鮮やかに決めてくれました。

Goola1

遠藤と本田の二人が、置かれたボールの後方、右と左に立って集中する様子は先の南ア・ワールドカップのシーンとカブりますが、壁に立つ顔ぶれがその時とは違ってまた格別に面白い。

このワンプレー・ワンシーンだけでもここに居合わせた値打ちがあったという感じ。

日本代表チームが挙げた2点目は岡崎。この日もJリーグ選抜の名だたるディフェンダーを置き去りにして、余裕を持って落ち着いてゴール。

Gool2

Jリーグ選抜の小笠原は被災地チーム鹿島アントラーズから選出され、被災地で観戦する多くの地元の人たちを勇気づける気迫溢れるプレー。

阪神淡路大震災の時も、被災した僕たちは、当時オリックス・ブルーウエーブ在籍中のイチローを始めチーム一丸になって『がんばろう神戸』のスローガンを掲げてプレーする姿にずいぶん励まされた記憶があります。

Ogasawara

もう一人の注目プレイヤー、Jリーグ選抜で出場したキング・カズこと三浦知良が後半30分過ぎにピッチに登場。

年齢を感じさせない運動量で4万の観衆の注目を集め、さらに驚くことにきっちりゴールまで決めて、サッカー界の財産となる歴史的なシーンを創るサプライズ。

Kazu

今回はアマチュア・カメラマンとして、観客席から100パーセント趣味の撮影でした。遠く高いスタンドからの撮影はもどかしく隔靴掻痒の感がありましたが、オフィシャルでグランドレベルからの撮影とはまた違った構図の画像が得られ勉強になりました。

思いがけず観戦出来た震災チャリティマッチという夢の対戦は、JFAの素早い判断の賜物でした。
災害に見舞われた人たちを物心の両面から支援し、勇気づける。これこそスポーツが本来もつ力だと感じました。

Kazub

« 心地よく,丸め込まれる。 | トップページ | 二十ン年目の憂鬱 »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 震災チャリティ・マッチ観戦記:

« 心地よく,丸め込まれる。 | トップページ | 二十ン年目の憂鬱 »