見慣れた風景
淡路島の我が中山間地域では、道端の休耕田に植えられた景観作物の菜の花が見頃になっています。
この菜の花はあくまでも観賞用としての作物なので、菜種油を採取することは出来ません。せいぜい仕事中に道端に車を止めて、写真を撮ったりして「油を売る」程度です。(オヤジ〜)
写真は、今は都会に引っ越してしまった農家の屋敷跡に農具納屋だけが残り、その前の休耕田に植えられた菜の花が春の風に長閑に揺れている様子です。
ふと、亡くなった僕の親父が農具納屋から出て来て、にっこり笑いかけてくれそうな気がして、わざわざ見慣れた風景なのに車を止めて写真を撮りました。
テレビニュースなどで、三陸、東北地方を襲った津波の後の殺伐とした風景を見た後では、こんな見慣れたありきたりの風景が本当に何ものにも代え難く、ありがたいのだとつくづく感じます。
ただ、淡路島のこんな美しい風景もほぼ80年から100年周期でやってくると言われる南海沖地震が来たらどうなるのかと・・・。海から結構離れたこの辺りにも約80年前の津波では船が打ち上げられたようですから。
明日がその日であっても不思議ではない状況下で、憂鬱なことですが心構えと備えはしておかなければと痛感する今日この頃です。
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