清流遊び
淡路島があまりに暑いので、四国に川遊びに行ってきました。
目指した穴吹川は四国随一の清流といわれ、剣山を源流に谷間を縫うように流れて吉野川中流に注ぎ込む一級河川です。
とにかく美しい川で、清流をイメージするCMのロケ地に選ばれ撮影隊が入ったりするところです。
近年、特にお盆休み前後の人気スポットでは、沢山の人が川遊びに訪れ、川沿いの広くない道路が車でぎっしりになったりします。
人気の河原を眼下に見ながらさらに上流を目指してゆくと、川幅が狭くなって所々に淵があるいつもの場所にたどり着きます。
そこは僕らが幼い頃よく遊んだ播州・千種川の支流を連想させてくれ、何ともいえない懐かしい夏の午後の記憶がフラッシュバックします。
町の中心を流れる川の橋の上からは川床の小石の一つ一つが見えて、そこを勢いよく上り下りする鮎などがはっきり見えて、いつまでも橋の欄干に寄りかかって見ていたものです。
今年の穴吹川は、夏前の大雨で川のゴミがすっかり流されて本当に清流の名に恥じない川岸の風景と水の透明度。
ただこの連日の猛暑で、考えることは皆同じ。人気の川遊びスポットを外しても地元の川ガキや鮎掛け師の姿がありました。
ウォーター・サンダルなどという気が利いたものがないので、3年越しの汗まみれのランニングシューズで川に入るが、これが実に具合がいい。
久しぶりに洗濯も出来て、一石二鳥。
本来は、我が家の川遊びの主役は長男なのですが、彼は小さな頃からの川遊びがエスカレートして、某大学で相変わらず魚のしっぽを追いかけています。
夏休みだというのに今回もまだ伊豆半島の磯かなんかでサンプル採取だそうです。
そんな不在のお兄ちゃんの代わりに、娘が清流に入って雑魚と戯れていました。
子供を遊ばせて自分は鮎掛けという日焼けしてまっくろけのおじさん「釣りは遊びやけん、気にせんでええよぉ」
といいながらも、徐々に近づいてこられると、鮎かけ針にかけられた自分をつい想像して岸に上がり一服。
深緑を通り抜けて吹く川風が気持ちいい。
猛暑の淡路島の里山とは別世界。
この後、ふたたび下流から川に入って水中探索をしていると、鮎掛けで傷を負った鮎が息も絶え絶えで岩陰に。そっと優しく介護してあげました。
結局、2匹の鮎をゲット。せっかくなのでお土産にもって帰って塩焼きに。
充分に川遊びを楽しんだ後、徳島市内の文化の森博物館へ。
日本野鳥の会・徳島支部主催の野鳥展や常設展などを久しぶりに見学。
その間づ〜と腹ぺこを我慢して市内でこだわりのうどん店探し。
目的の店は結局閉店でしたが行き当たりばったりの店で「たらいうどん」などを食べて大満足で帰路につきました。
遊ぶことと食べることにかけては、ほんまガッツあるワ、どこかの母娘。
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