2010の阿波踊り
2年ぶりに阿波踊りを観てきました。
もともと全国的に知名度が高い上に、近年映画やメディアに取り上げられる機会も多くなって、参加者も観光客も年を追って多くなっているようです。
阿波踊り最終日の人出は26万人ということですが、開催期間4日間では延べ135万人ということなので、僕が行った最終日15日の人出は若干少なめだったようです。
車での会場周辺へのアプローチは、混雑を懸念して敬遠しがちですが、吉野川河川敷や埋め立て地「マリンピア」の無料駐車場に乗り入れ、そこからのシャトルバスを利用すればスマートに阿波踊りの会場に入れました。
特に僕などは、遅めの昼寝をすませてふと思い立ち、淡路・鳴門自動車道を走れば、約一時間半後には阿波踊りの「ぞめき」の中に立っていたというほどのお気楽さです。
僕のようなてきとーで無計画な阿波踊り好きには、この距離は本当にありがたい。
しかし、やっぱりあの心浮き立つ「鳴りもの」の音色を聞かないと猛暑の夏は超せないという感じで、元気をいっぱい貰いました。
下の笛と鉦は僕の好きな「うずき連」
おと年も確か両国橋で「しんばし連」とのコラボ輪踊りを楽しませてもらったのですが、なんと今年も「にわか連(飛び入りの連)」と「のんき連」と一緒にやって来てくれました。
女踊り、男踊りとも浴衣の柄が洒落ていて、なにげなくTVを観ていたら、イチローが出るビールのCMのバックにチラリと写るのがこの特徴ある浴衣姿でしたね。
高張提灯が無くてもこの連の斬新で鮮やかな浴衣の柄はすぐそれと分かるくらい粋な大人の雰囲気があります。
大人のカッコいい雰囲気をもつ人気の連と言えば、タイトル下の男踊りの写真「阿呆連」
「阿波の阿の字は阿呆の阿の字」の名キャッチフレーズや浴衣の右肩に染め抜いた「破れ傘」など、センスの良さが光る連です。
この2つの大人好みの連、人気だけではなく踊りももちろん素人の僕らが観てもちょっと桁違いに上手く、写真を撮らずに見とれてしまうほどです。伝統というより、練習量が違うのだと思います。
僕は、お金がないというのもあるのですが、有料の桟敷席で観ることはなく、大抵どこかの通りや橋のたもとの輪踊りを行き当たりばったりで観るのが好きなのです。
で、下は「極楽とんぼ」という若い踊り子さんたちが主体の連で、最近どういうわけかよく僕の目につきます。
前記の「阿呆連」や「うずき連」は戦後間もない復興期に結成された連で、かたや「極楽とんぼ」は西暦2000以降に結成された若い連だそうです。
彼女たちがこれから創り出すスタイルも何時しか伝統となり、それを受け継いで行く次の世代も、まだ幼いながら傍らで一生懸命踊っていたりします。
こと阿波踊りに関しては、後継者不足の心配は無いようで、真に羨ましいかぎりです。
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