田植え歌
久々の野鳥ネタです。
野鳥撮影には絶好の季節、初夏に鳥を撮る時間もない程忙しいのは鳥屋にとって皮肉な結果。
最近は飛ぶわんちゃん撮影がメインになりつつあるので、残念なことに今年はまだ、アカショウビンの声どころかカッコウの声も聞いて居りません。
ただ、鳥は遠くに行かなければ全く観られないというわけではなくて、我が家の庭続きの山ではキビタキが天気の良い日は一日中鳴いているし、ホトトギスも家の周りの数本の大きなクヌギの木を巡って盛んに鳴き渡っています。
毎年、このホトトギスがやかましく鳴く頃は農繁期真っ最中なので構ってやれないのですが、今年は少し早めに田植えが一段落したので、長閑な気持ちでホトトギスが歌う田植え歌を聞くことが出来ます。
今日は平日に淡路の自宅で時間がぽっかり空いたので、そのホトトギスにちょっと遊んでもらいました。というか、誘い込まれた感じ。
例の独特の鳴き声「テッペンカケタカ、テッペンカケタカ」と切羽詰まったような鳴き声が向いのクヌギの木から聞こえます。何処に居るか分かりますよね。
トリミングした写真の中央付近なので居場所が分かるのですが、鳥に詳しくない普通の人に鳴いている鳥の居場所を説明すること程難儀なことはありません。
たいていは鳥が飛び立って初めて「あっ、あそこに居たのね」ということになります。
ホトトギスは何時ものルートを巡回しているので、我が家の前のクヌギの木に来るまで気長に待ちます。やって来ると鳴き声の近さで分かるので、うたた寝して待つくらいの余裕が欲しいですね。
ホトトギスは、ウグイスなどの小鳥に托卵をすることで知られていますが、小鳥たちもそうやすやすと仮親を押しつけられるわけではなく、この日もメジロたちが集団でホトトギスの周りを取り囲んで警戒していました。
やはり野鳥は、まったりと一緒に遊んでもらうという感覚で撮影をするのがしっくりくる僕のスタイル。
赤いコでも、夜に鳴くコでも、誰でもいいから2〜3日ブナの森でゆっくり遊んでもらいたいなぁ。
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