18年目のシロート
毎年、この時期には「今年こそは、まじめに米づくりをするべ」と思うのですが、今年は早々とその志がくじける大失敗をやらかしました。
5時間程をかけて種まきを済ましたまでは良かったのですが、気温がまだまだ低いので発芽を促す為に、種をまいた育苗箱を積んでブルーシートでくるみ4日間程寝かせて置いたのでした。
5日目にそろそろ良かんべかな、とブルーシートを解いて様子を見てみると、なんてこと!!
発育旺盛なひげ根が薄い紙の底敷を突き破って下の育苗箱まで達して合体してしまってました。
無理に持ち上げると下の育苗箱の苗がついて引っこ抜けるという大失態で、事の重大さに気がついた時は一瞬、頭の中が真っ白になりクラクラと目眩がしたほどでした。
田舎のホームセンターで安物買をしたのがそもそもの間違いでしたが、米作り、とりわけ苗作りは、良いお米を作る為の重要なポイントなので、もっと細かく世話をするという基本が出来てなかったのでした。
結局、80箱程の苗箱の内、下の方の箱約半分が奇跡的に助かり、後は部分移植して補修した物を合計して50箱程をなんとか確保。
状態の悪い苗もしばらく様子を見たのですが、写真のような有様で田植機にかかりそうもありません。
農家の恥ですが、足りない分は何処かで頼み込んで苗を分けてもらうしかありません。
いや、はずかしい・・・。
なりゆきで農業を始めた当初はバブル絶頂期で、淡路島に渡って百姓など始めるのはよほどの変わり者かバカしかいなかった時代。
僕の場合はそのどちらでもあったのですが、そのうちきっと米を作っていて良かったと思うときが来るからと思いながら、慣れない百姓を見よう見まねでやって来ました。
この間、18年。
なんとか食べるだけのお米は収穫できていますが、ぜんぜん米農家としては成長してませんね。
そろそろ自己流ではなくて、本気で農業学校や農業センターなどで勉強したいと思う今日この頃であります。
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