「癒し犬」というよりも
どう見ても、不細工な犬です。
僕が小さな頃から飼いたかったのはアイリッシュ・セッターやスコッチ・テリアで、間違ってもどこの馬の骨・・・いや、犬の骨か解らないような野良系ではなかったのです。
そんな愛犬ココが我が家にやって来て、この2月で2年目になります。
息子に拾われて初めてやって来たときは、可愛かったのですがねぇ。
動物の赤ちゃんは、生まれて暫くは脆弱で無抵抗なので、万物の創造主が哀れに思い、唯一の武器となる「愛くるしさ」を猶予期限付きで与えたようです。
それにしても、猶予期限切れでここまでルックスが成り変わるとは、ほとんどサギですね。
この愛犬ココとバァさんがなかなかのナイスコンビで、いつもファミリーの話題のネタ元になります。つまり時間がたっぷり有り余っている年寄りと犬の一日は、様々な事件に満ちてどうやら充実しているらしいのです。
実はこのココ、他に誰もいない日中はバァさんを顎で使っているという説もあります。お腹がすいた、日の当る縁側につないでくれ、家に入りたい、と懇願するような哭き声で要求するのだそうです。
欲望の赴くままに要求して、大甘のバァさんから美味しいものを貰い放題の「癒し犬」ならぬ、食べ物に「いやしい犬」のココは最近、ちょっと太り気味で、真剣にダイエットしないとヤバい状態です。
お陰でこき使われるバァさんの足腰が弱らずに済んでいるということもありますが、かなりずる賢い狐のような知恵を発揮して、まったく油断なりません。家族それぞれの特性もしっかり把握していそうです。
ペットブームと老齢化著しい昨今、ペットと老人の暮らしに焦点を当てた写真を撮るのも面白いかな、と思い始めています。
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