嫌われジョビコのご到着
今朝、庭で小鳥が警戒するときの聞き覚えのあるピピッ、カカッという声が聞こえたので出て見ると、ジョウビタキのメスが遠路はるばるご到着。
ジョウビタキはこれが今季の初認です。
ハッキリ断定は出来ないのですが、行動のパターンから察するところ、ここ3〜4年程連続でやってきている個体のようです。こんな辺鄙な谷に今年もまたはるばるやって来てくれたのかと思うと、嬉しくて愛おしくなります。
このジョウビタキのメスは、家族から「嫌われジョビコ」と呼ばれています。というのは、車のミラーやウインドウに映る自分の姿に攻撃を仕掛けて延々と格闘するものですから、いつでも糞で車のドアやボンネットを汚してしまうからです。
バァさんからは洗濯物を汚したり、枕元のガラス戸をコツコツと叩いて昼寝の邪魔をすると苦情が出たりします。しかし女房もバァさんも納屋の裏の洗濯干場や庭掃除のときチラリと見える姿が、何かの加減でしばらく見えないと気にもなったるする存在でもあるようです。
女房やバァさんが忙しそうに外回りの家事をしていると同じように屋敷の反対側に回ったりしばらくすると様子を見に帰ってきたりと、兎に角、追いかけっこに飽きない子供のように一日中屋敷の周囲をぐるぐると飽きもせず飛びまわっているのです。
面白いもので、同じようなツグミ科の小鳥でもルリビタキという鳥は、ほぼ同じ時期に我が家の庭をテリトリーとして共有しますが、こちらは非常に控えめです。鳴き声もジョウビタキのカッ、カッという感じの地鳴きに比べると低く濁るグッ、グッという感じ。
行動も地味で控えめ。植え込みの陰伝いにやはり同じように屋敷の回りを餌を探して回っているのですが、バァさん達にはなかなかその姿は見つけられないようです。彼は3年目くらいでしょうか、昨年は奇麗なルリ色の羽が出つつありましたので今年は奇麗な成鳥になって帰ってきてくれるかなと期待して待っています。
ジョウビタキの繁殖地は、シベリヤなど北の大地とする冬の渡り鳥。ルリビタキは高山の山林地帯で繁殖する留鳥もしくは票鳥です。やはりスピリッツとバイタリティが違うのでしょうか。
上の写真はその嫌われジョビコで、下の写真は控えめなルリ助の写真。
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